「転職」 朝活メンバーS子さん

駅前の珈琲スタンドで、週1回開かれる朝活は、もう3年目になるそうです。

今回、初めて私が参加した際のテーマは「転職」でした。

近隣の席の人との個人セッションが終了すると、今度は、グループトークです。

15人のメンバーが集まった朝活クラブを、5人ずつの3つのクラスに分け、グループトークが始まりました。

隣の席のB子さんとは、2人組で個人セッションを終えたばかりだったので、お互いの事は多少知り得ていましたが、新たに加わった3人は、私にとっては未知なる人々です。

S子さん、C男さん、N子さんは、それぞれ、朝活では顔馴染みらしく、朝活新人の私から自己紹介の運びとなりました。

私は、貿易会社に勤めて3年目になるオフィスワーカーです。

事務職といっても、そのほとんどは、電話取りや在庫管理です。雑貨の輸出入を管理する企業なのですが、なんとなく貿易という響きに憧れて入社しました。実際は、倉庫の物品管理をしているような業務になります。

勤務地は、都内の港はずれになりますが、3年前に上京した時の勤務地が、神奈川県の支社でしたので、住まいは1時間半かけて通勤しています。通勤の便の問題もあってか、毎日行き帰りの満員電車に乗る事が、現在最大の悩みごととなっております。転職については、何も考えていません。

どうして「転職」」という朝活テーマに興味をもって参加したのかも分からない状況です。と話したところで、グループの皆さんから、笑いがおきました。

その笑顔に包まれたとたん、来てよかったと感じました。

そこで今度は、朝活メンバーのS子さんに、自己紹介のバトンタッチ。

S子さんは、70歳を超える人生のベテランさんです。「転職」とは、無縁のような気がしていたのですが、朝活の参加には、年齢制限、参加理由は問われません。皆、S子さんの話に耳を傾けます。S子さんは、現在、介護施設で働くパートタイマーです。ご自身は、自宅で安泰な老後を送る予定でしたが、ご主人が倒れ寝たきりになってから、年金生活では安泰な老後は送れないと悟り、65歳で介護資格を取得し、現在70歳の介護員として働いています。

現在はお子さんとは同居せずに、寝たきりのご主人をデイサービスなどに預けながらの出勤です。老々介護なのよ私生活も職場も・・、と笑う、余裕に、精神力が強いお方なのだろうと、そのお人柄が伝わりました。

ご結婚前は、大企業の電気メーカーの人事部に所属し、順風満帆なシングルライフだったようです。ご結婚後は、ご商売をされていてご主人の補佐と育児に翻弄したそうです。育児もご商売も、やっと手を離れたと思い肩の力を抜いた瞬間、ご主人の緊急入院から、介護生活の幕開けとなったそうです。

人生、何があるか分からないから、お若い方は、何でもやりたい事をやり切ってね。と語る優しさに、荒波を越えて来た人生の年輪を感じました。

朝活は、体力もお金も人生の時間も無い自分を励ます場として参加しているのだそうです。友人でも職場の同僚でも家族でもない人達との関わりの場が欲しかったそうです。

「転職」に関しては、介護の仕事に誇りをもって務めているので、日々、仕事に奮闘するのみのようですが、シニアインターン制度などに、最近は興味を持ち始めている自分もいるのだと胸の内を話して下さいました。

なかなかプライベートも夫の介護に明け暮れていると、夢は語れないけれど、「仕事」がある事は、どんな時も自分を支える軸になるから、どんな壁に直面しても、諦めないで下さいねと、逆に私たちが励まされてしまいました。

こうしたユーザーの視点に立つことも大切です。

そういう意味では私もこうして転職活動をしてきたおかげで、今やっている仕事の求人サイト制作でとても役立っています。

求人サイトを作っている方は、こうしたユーザー視点も大切にできるとよいかもしれません。

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